白球と共に。。。
僕にはもうすぐ18歳になる息子が居ます。偶然にも来月3日生まれで僕と同じ誕生日です
彼が15の時、母親の元を離れ単身で青森県に行ったのは2年半前。。。
小学4年生から始めた野球に夢中になり、リトルリーグを経て進学。中学から推薦で青森山田高校野球部預りとなり、今では彼の人生のすべてになっています。
2年生から控えの投手として活躍し、3年の夏の大会に向けエースナンバーを任されました。
エース、、、
青森山田でこの背番号を任されるためには、並々ならぬ努力と情熱が必要な事は、素人の僕でも分かります。
春の選抜では見事に県大会を制しましたが、東北ブロックで全国選抜の覇者、仙台育英に敗れ甲子園の切符を逃してしまいました。
そして最後の夏。。。
青森県では球場4箇所で同時進行して試合が行われるため、中継もなく、和歌山に居る限り、ラジオも聞けません。。。
僕は彼の試合がある時は、前日mailで調子を聞き、ネットの速報で得点掲示板を更新しながら応援するしかありません。1回の表、1回の裏と更新を待つたびにドキドキします。
青森県下では最有力候補でしたが、惜しくも準々決勝にて敗退し、甲子園の夏は終わってしまいました。
最後の最後まで投げ抜き、チームメイトと共に汗と泥にまみれて歩んできた甲子園への道。。。
僕にははかりきれないほどの悔しさや挫折を味わっているんだろうね。。。
でも、他のチームの球児や父兄も同じ様な想いで見守っているんでしょうね。。。
試合終了後、彼に声をかけてあげたかったのですが、何と声をかけていいのやら、、、また、こんな父親のメールが果たして彼の心に響くのか。。。
打つ事は決めたのですが、なんて打てばいいのか悩んでいると、1人の生徒さんからmailが。。。
『那智くん、残念だったね。でも頑張ったね。最後まで投げ抜いた那智くんを褒めてあげてね。。。』
ありがたいmailを頂き、目一杯褒めてやろう。。。夢は続くんだと言ってやろうと僕まで元気を貰い彼にmailする事が出来ました。
mailを送信して3時間後。。。
『ありがとな~!』
っと彼からmail。
試合終了から3時間強、どうやらその明るく短い文面から、その3時間強の間に仲間と流した涙が、悔しさを前向きな笑顔に変え、逆に僕を労わる気持ちに溢れているのが分かりました。
よく頑張ったね。那智。
君の夢はまだまだ続く!
最終目標まで軸をブラさずこのまま若さと情熱にまかせて突っ走れ!
今はそれが最大の武器だから
そして、これからも頑張れ那智!
お前の名前は、南国の風かおる漢(おとこ)になって欲しいと、南紀 和歌山の那智大社から付けた名前。
これからも、笑顔が似合う男でいてね!
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