Tsujimotoブログ

小道具作成

今度の発表会のガロティンという踊りの中に小道具としてアンティークなベンチを使いたいなと探していました。

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ベンチの活用は、時間にすると数十秒の出番。
そのために購入する予算もなく、誰か大きなお庭のある方にお借りできないかなと色々と聞いて回りましたが、僕のイメージに合ったものはありませんでした。
ふと、そういえばスタジオのバス停にベンチが置いてあったなぁ。。と見に行くと。。。

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ウワァ!

もう座ったら絶対に壊れる!
背もたれも無いし、手すりも折れて尖ってます(>_<)

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そして何やら張り紙が。。。

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詳しく読んでみると、

このボロボロのベンチはバス会社や公共機関が、バス停を利用するお客さんのためにおいたのではなく、誰かが善意で設置したベンチらしいです。が、しかしこの老朽化からすれば、はるか昔に設置したようです。
どうやら3月31日までに持ち主が連絡しない場合は国土交通省によって撤去すると書いてあります。これはひょっとして運命的な出会いでは無いでしょうか?タイミング、撤去期限、場所といい、これは脈ありと思い、国土交通相の担当に連絡。
後日、めでたくいただく事が出来ました(^O^)

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先ずは分解して使えるパーツと破棄するパーツに分けます。

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重くて下ろせないので、荷台にて分解!

こういうDIY作業は僕のストレス発散にもなります。発表会前でガチガチになった頭をリラックス!

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鉄で出来たこの両サイドの壊れた手すり金具を、グラインダーで削ります。

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はい、出来ました。

小道具的にも手すりが無い方が良いので、両方削ります。

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必要なのは、つや消しの黒のスプレーと朽ちた木材の交換。
採寸して必要な材木の幅や長さ、本数を確認し、近くのホームセンターまで一走り!

先ずはつや消しの黒を吹き付け乾燥させておき、、、

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材木をカットし、面取りします。

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元のベンチは1600ミリ位あったかな。

今回必要なのは2人掛け。なので木材の長さは90センチ以内に。そうすれば1830ミリの木材を1本買えば二本使えます。
同じ考え方で、幅も広いのを買って縦にカットすれば二本になるので、1830×1200の木材を買えば4本使えるということ。無駄なく、効率よく作るのが気持ち良いです(^O^)
あ、背もたれは幅を広くしてパターンを変えましょう。
あとは自宅に据え置きの水性オイルステンを塗ります。
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乾いたら裏も。

全て乾けば元どおりに組み込み完成!

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衣装が引っかかったり、ささくれで怪我し無いように、目の細かいサンドペーパーにて座面を撫でて完成!

制作時間、6時間。  
費用はなんと1100円!
1人で楽々持てます(^O^)
さて、早速スタジオに運びます!

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衣装を着て座っているのが目に浮かぶ(^O^)