ここでみんな華になれ!
本日2月13日、音響さんと打ち合わせのため現場のアートキューブに!
昨年の3月に踊ってからなので一年ぶりでした。
今週末、僕の可愛い生徒達はここでそれぞれの華を咲かせます。

収容人数230席。
デザイナーが手掛けた銅を使ったホール。
アートキューブというだけあって立方体をしています。
ゆえに今回の発表会タイトルが『La Cubo』
舞台もコーナーに仕込んであります。

踊り手目線です。
本番当日はこの舞台に舞踊コンパネが敷き詰められます。

今回のフライヤーの挿し絵は黒豹

こちらはネコ科の動物の様にしなやかに、かつ俊敏に、獲物に狙いをさだめ、音もなく飛びかかる様な動きにあやかってます。
元来、万物の生き物や地形は結果、そうなっているんですよね。カブトムシにツノがあるのも、ペリカンの下クチバシが柔らかい膜になっているのも、象の鼻が長いのも、キリンの首が長いのも、それがいいからそうなっている。逆に海で泳ぐ哺乳類には足は要らないし、洞窟の中に住むエビや魚は目が要らなくなる。必要だからそれが特化したり退化(進化とも言う)して行く。彼らが生活するに最も適した形として、今の答えがある。
体を使って表現する踊りもブラソ(腕)がそこに伸びるのは身体がそういう状況になっているからそこにブラソが伸びる。ごく当たり前の様に。 けど、目から入ってくる情報だけで僕と同じ形を作ろうとすると何か違ってくるよね
フラメンコも日常から生まれて来た踊り。木に成っている果実をもぎ取り、口に運び、捨てて踏む。。。みたいな。日常の動きだけに想像しないと、さもそこに何かがある様な動きをしないと空気感も質感も得られない。それを得るために日々努力し、それを強調さすが為に技術を身につけ、道理を得る為に意味を知る。よく思い出してみて。上手な人の踊りって難しい事をしている様でごく自然に見えない?矛盾している様だけど自然な動きに見える様に同じ振りを何度も何度もやらなきゃならない。そう、難度があるから何度も?やるんじゃなくて、当たり前に、自然に振る舞う為に何度もやる。。。

そしてあと2日。
みんながやって来たことが一つの区切りを迎えます。
卒業式ではなく進級するための儀式です。
この二年間、一生懸命やって来た事をさらけ出す!
コップから溢れるその溢れるところだけをお客さまに提供する。
カルマリャマの発表会には必ず『プチ』といい言葉が付きます。
プチ発表会。。。
これには二つの意味があります。
一つはもちろん、大それた発表会ではなくて温かい、手作りの様な発表会。大きな事は出来ませんていう意。
もう一つは、うちの発表会は発表会にあらず!という否定の意。『この発表会に向けて頑張ってきました。皆様温かく見守って下さい』ではなく、観にきていただいたお客様に対して何かを提供出来る様な、舞台に上がった一人一人がメッセンジャーとして何かを発信出来る様な、日々の生活の中では見れない、見せないそれぞれの華をそこに咲かせて行こうという想いがあります。
僕の場合。包み隠さず言えば魂を削り取り燃焼させます。それが観てくれる方への礼儀、僕の後ろに居るかわいい、かわいい生徒さん達への責任だと思っています。
練習もせず長々と書いてしまった 笑
今日はこの辺で。。。

