Tsujimotoブログ

いのち

Blogに描くかどうかかなり悩みました。

先日、一心寺のLIVEを無事に終え、以前から飼いたかったペットを購入しました。

ペット?家畜?

アヒルちゃんです。

うちの家には似合いそうで、飼えそうだと、まるでオブジェを置くような少々浮ついた考えで時期外れなの中、探して探して、やっと小売してくれるところを見つけました。大阪、松原まで軽トラを走らせ、現場に着くと。。。

お肉屋さん汗鴨肉専門店あせる

店舗に入りすぐ商品ケースがあり、燻製や鶏肉が並んでいます。ケース越しに店主、その後ろが作業台になっていて、社員さん?が4人程で何やら作業しています。

ゆき『先ほど電話させて貰ったものです』

店主『あ、ちょっと待ってね!今、用意するね。一匹で良かったよね?今年はそれで最後やからね!』

待ってる間、作業風景をよく見ると、、、鶏肉をおろしています。

そうなんです。ここは、生産から小売販売まで自社工場で行っているのです。

孵化させて、独自の餌を与え、精肉、加工販売といった感じです。

暫くして、外に呼ばれて出てみると、買い物カゴに数匹のアヒルのヒナがラブラブ

店員『どれでもいいですよ。』

一ぴきだけ、胸毛が一部茶色かったので、その子にしました。

可愛いクチバシと水かきのついた足、てぷっとした体型とホッペタにぴーぴーと鳴く声にメロメロになりましたラブラブ!

さっき言われた『今年はそれで最後やからね!』の意味がピンとこないまま、お礼を言って帰宅。
すぐLessonだったので、少し庭で遊ばせ、ゲージに入れて出勤。

22時に『アヒルの飼い方』の本を購入し、帰宅。読まずにアヒルを暫く眺めていましたが、眠そうなので、バスタオルをかけて僕も就寝。

朝、起きてみると。。。

天国に旅立っていました。

罪悪感。

死因はハッキリ分かりませんが、もともと弱かったのか、夜が寒かったのか、淋しさのストレスなのか。。。

この子とは数時間の交わりしかなかったけど、我が家に来た子には変わりありません。

もし、寝る前に飼い方の本に目を通していれば。。。

もし、いつもみたいに遅く寝ていれば。。。

色々思いながら名前も付けれなかったこの子を庭に埋めて、色々考えました。

飼いたい。この子を死なせたまま終わらしたくないと思い、昨日の精肉店に連絡。
店主が申し訳なさそうに『ゴメンよ。昨日も言ったけど、あの子で最後やったんよ。他にもヒナが居たの見てもらってると思うんだけど、あの子らは大っきくなったらお肉としての予約があって、分けてあげれないんよ。ゴメンなぁ。。。』

貰いに行った時の店主さんの『今年はそれで最後やからね』の意味が分かりました。

色々調べました。
アヒルは肉や羽目的で家畜様に改良された鳥。卵を食べ、一部は孵化させて、畑や田んぼの雑草や害虫を駆除させ、大きくなったらまた卵を産ませ、産まなくなったら有難くその命を頂く。日本には江戸時代からそうして人々の家畜として財産として大切に飼われていたんです。

僕はもう一度この命を繋げたい!

もう、費用や手間の問題じゃない。

多分、今週中に飛べないはずのアヒルが二匹、東京から空を飛んで関西空港に届きます。

名もない小さないのちだったアヒルちゃん、性別も分からなかった君のいのちの有難さを受け継ぎ、無駄にせず、大切にするね。

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