Tsujimotoブログ

青春

今日は少し文章が長くなります。。。

先日、高2になる息子からmailが届きました。

息子の名前は『那智』

16年前、偶然にも僕と同じく8月3日に生まれた長男です。

名前は、地元和歌山県の南紀 那智勝浦町が誇る世界遺産、日本最大の直下型の滝、 『那智の大滝 』にちなんで、南国の風香る男になれ と、命名しました。

僕が育った家庭は祖父の代から自転車屋さんをしていて、姉と弟、両親と祖父祖母の7人家族。自営業なので常に父親が家に居ました。

両親、祖父はもう亡くなりましたが、今でも怖い寡黙なオヤジで、そうそう会話も無かったような気がします。勿論、今だに尊敬しています。

自分に子供が出来たらいっぱい喋って友達のような関係になれたらなと思いましたが、中々難しく、結局子供に対しては、『寡黙な父親』になってしまってました。

僕が子供の頃、サッカーなどは無く、もっぱら球技といえば野球で、野球といえば阪神タイガースみたいな方程式が成立していました。
よく無言で?父親とキャッチボールをしましたが、自他共に認めるノーコンで家の窓ガラスを割ったり、近所の人の車のフロントガラスを割ったり、ボンネットを凹ましたりと、散々でした。

そんな僕の息子が、小学生の時から町の野球チームに所属して習い始め、知らぬ間にレギュラーを経て、地方のリトルリーグに通い出し、ついに進学まで左右するレベルまで来たのが2年前。

今は遠く離れ、青森県の青森山田高校の野球部に身一つで寮生活をしながら日々練習に励んでいると聞きます。

そんな息子から先日、mailが届きました。

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背番号を貰ったそうです。

野球は9人。高校野球に当てはめると、背番号1番はピッチャー、2番はキャッチャー、3番はファースト…

彼は背番号11番。

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野球が詳しい人なら分かると思いますが、11番というのは、控えのピッチャーの背番号なんです。

このノーコン親父の息子が、二年生にして控えのピッチャーの背番号を貰えたのは、自分の事の様に嬉しく思います。

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今年は3年生のエースや、レギュラーの先輩達のいい所を学び、そして『那智』という名前の意味、深さをかみしめながら、一つ、また一つと大きな人間になってくれればと思います。

今だにオヤジを抜けた気がしない僕がいうのもなんだけど、まだまだ子供には負けないぞ!

ともあれ。。。

全てを懸けれるものがあるうちは賭けてみるべきだと思います。。

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いい青春を。。。

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