Tsujimotoブログ

大晦日

いやぁ~

長いことブログをサボっておりました。
サボっていたと言うより2月16日の発表会に向けてバタバタしており、Lessonの量もふえ、そんな合間に自分の練習もこなしながらなので中々文章を整理する間がなく。。。今更ながら大晦日の出来事からUPさせてもらいますあせる
大晦日といえば毎年、お店の時からのお客さんや、友達を家に招き年越しパーティをやっているのですが、年末忙しすぎて人を集める余裕が無く、しっぽり年越しを決意!
たまにはいいじゃないですか。。。静かに年を越すなんてのも音譜
スタジオには居合用模擬刀を飾っています。その中に一本、本身があります。
これは、以前購入した日本刀なのですが、ごく普通の銘入り日本刀です。
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ナカゴ銘は『豊前小倉住 紀政廣』とあります。

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豊前小倉、、、九州の北部ですね。そこに住んでいる紀 政廣さんが作った刀と言う事になります。
僕が購入するキッカケになったのはこの裏。

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『慶應二年二月日』です。
慶應=慶応なんですが、この時代の『二年』に何が起こったかです。
この時代は幕末。坂本龍馬らが活躍した激動の時代です。
坂本龍馬が薩長同盟を成し遂げたり、寺田屋で襲撃されたり、徳川家茂が病死したりと他にも沢山なできごとがあります。この翌年に龍馬、中岡慎太郎は暗殺され、時代は武力による討幕へと流れて行きます。
http://space.geocities.jp/kamito_ken/Calendar1866.html


その時代に九州で作られた刀。この時代は受注生産だから刀鍛冶も有事に備えた武士から依頼を受け作刀したんでしょうね。

有事とはまさに薩長同盟が来るべく倒幕に向けての準備です。実際この年の数年後に官軍として行軍しています。


この刀もそんな行軍した武士の持ち物だった可能性があります。



そんな事を想いながら、大晦日、ていれも兼ねて持ち帰り鑑賞しながらの年越しとなりました。


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二尺三寸、直刄の真面目な作りを見ながら一献。
お酒も九州の作刀に合わし芋焼酎を。。。

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ボンボン時計の鐘が12回鳴る音を聞きながらちびりちびりとやりましたラブラブ
軸もお気に入りのに替えました

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お餅も焼き頂きます~!
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冷気に当たりにデッキに出ると、近くの根来寺から除夜の鐘の音がニコニコ
白い息に、今年も一歩ずつ歩いて行こうと決意し室内に戻りましたニコニコ
遅ればせ乍 本年もどうぞ宜しく馬